リウス深掘り 着ぐるみからキャラクターへ

リウスのバックグラウンド、着ぐるみ編
さて、リウスは2011年に着ぐるみキャラとして誕生し、現在では3期の総合主人公になっています。 ヴェナスが総合主人公を務める2期の竜魔大戦が自創作のクライマックスだったところから、新たな世界を切り開いたのがリウスでした。
さて、着ぐるみキャラをデザインして制作する上で一番心配だったのが、「欲しい色の布が入手できるかどうか」でございました。染色は落ちやすいのでナシ。既存カラーから選ぶとなると、理想の色に出会えない可能性がある。さらにフェイクファーは現品限りで終売になってしまうこともあり、安定した色を選びたい。
そうなると、一番流通が安定しやすい色は白と黒だと思ったわけです。この白と黒の身体に、アクセントカラーをひとつ付けてキャラクターにしようと。これまでに淡い体色ばかりを使っていた自分にとって、白と黒のツートンはなかなか目新しい試みでございました。
アクセントカラーとして選んだのは赤色。元々青が好きで、心機一転としてヴェナスの黄色を取り入れ、ヴェナスの目は緑。今回のリウスの目も緑にしたいと考えており、緑の補色&メイン4色のうち使っていない赤を採用。特に自分にとって縁深い臙脂系の赤色に。
赤のアクセントを入れる上で、参考にしたのが歌舞伎でした。隈取というメイクはご存知でしょうか。迫力あるアレ、基本赤が主役で青が悪役です。
着ぐるみで何をやりたいか…という観点で、演劇演舞をもってきたいなと。また、喋らない着ぐるみが多い中で、日本語で意思疎通ができてしまうと面白くないので創作言語とカタコトの英語で話せる感じにしたいなと。そうして固まってきたのが、エセ日本文化の日本ダイスキドラゴンでした。
初期の名前はサミュエル=ライゼン=リウス。略してサムライリウス。額にはニンジャのforehead armorなハチガネ。剣槍の演舞を得意とするスシテンプラ。
実はボディ部分だけ他のキャラに使いまわすことを想定しており、そのため首と尾という交換可能なパーツ部分にだけ赤が入っておりました。例えば青ラインの入った頭と尾をつければ別種族もいけるんだろうなと…
元々長距離からスプリンターに転向したこともあって、前後方向だけ肉厚な脚部がささやかな自慢でした。リウスもそれを反映し、正面から見ると細いけど、横から見るとがっしりして見える、そんな方向性でつくっていました。
コスプレ的に武器は持ち込みOKでも、さすがに振り回すのはNGだったり、自分がいくら注意しても、勝手に武器を持ち出して危険な振り回し行為をする人が後を絶たなかったので武器は封印。体術系で攻めることにしました。
…そんなノリでいくつも挙げているとキリがないので、とりあえずこのあたりまでの紹介にとどめておきますっ そして、これがどうなったかというと…
「白黒で決まっている」→世界に対して、良い悪いの判定を常に行っている
「メインカラーが赤」→赤の世界線のテーマである"自由"から、自由を得られる世界のために不自由に向かっていくキャラクターへ。大学に所属し、研究を行う姿は「世界の知見を増やすという全体の利益や自由の追求」であり、「集団に属し、規範に沿って活動する者」でもある。結果的に寡黙気味な優等生的性格に決まる。また、赤の世界線といえば火属性が多いので、火属性を弱点にもつ地属性に決まる。
「エセ日本文化」→日本風現代型異世界トピアを構築し、トピア出身に。そこからアリアウトに来ることで、異国のバックグラウンドを持つキャラクターとして採用。
「剣槍演舞」→1キャラ1武器種のルールがある自創作の中で、珍しく複数の武器に対応。着ぐるみで各オリキャラ風の殺陣などを作ったものを「仲間の殺陣を見てきたヴェナスが養父となり、リウスのために様々な武器の扱いを教えた」というバックグラウンドへ。
「武器をやめて体術へ」→リウスのメイン武器は手槍と双剣だが、途中から体術メインに移行。
こんな感じのキャラクターになったわけです。この文章はDiscord上で作った文章を持ってきているもので、普段はそちらで創作設定を出していき、気に入ったものをサイトに掲載する予定でございます。どうぞ皆様よろしゅう。ぜひDiscordにもいらしてくださいませ…!