Draconidum 16 hours with you. 開発経緯とv0.1完全攻略記事
すうぃるです。
今回は"Draconidum 16 hours with you."に関する解説。
この物語は25周年記念としてリリース予定だった新作のノベルゲームです。ティラノスクリプトを使用して開発され、現在v0.1が公開されています。
今回はこの開発経緯と、現行のv0.1の完全攻略記事を紹介します。
○開発経緯
私は基本的にゲームは好きなのですが、incrementalゲーム系に長らく傾倒しており、あまり家庭向けの一般的なゲームをやっていませんでした。そんな中でおすすめされたのが、Nintendoの炎の紋章なSRPGでした。主人公は学校の先生として３学級から１つを選び、生徒と親交を深めたり、推しを他学級から引き入れたりしながら来たる戦乱に巻き込まれていく…という物語でした。
キャラクターが一度に大量に登場し、最初はとてもとっつきにくい。しかしやっているうちに人となりがわかってくる。この経験から、自創作のメインキャラの紹介をゲームを介してインタラクティブに行えばいいのではと思ったわけです。世界観は一旦おいておいて、６人の総合主人公が暮らすシェアハウスに、あなたが１晩だけ泊まりにいく。プレイ時間を短く、ランダム要素を多くすることで周回を楽しんでもらえれば。
○ゲームの仕様
17時にシェアハウスに到着して、翌朝10時に出発するまでの16時間。基本的にはイベントを30分刻みにして、プレイヤーが選択できる形式へ。日常生活をしている総合主人公たちとわいわい過ごしたり、ときにはベッドで泥のように寝てもよし。イベントやエンドを多数用意し、ギャラリーをコンプリートする収集要素を含めたいと思いました。
とにかくまずは、遊べるものを完成させてしまおうと思い、以下の仕様で作成を試みました。
・登場するのは基本的にリウスのみ。
・作中、他の５人も必ず登場するようにして、一部は必ず・一部は特定の選択肢を選ばないと会えないようにする
・好感度システムを実装し、それを使ったランダムイベントを実装する
そうして約1週間の開発期間で作成したのがv0.1となります。正直そこまでの負担はなく、創造より作業の時間のほうが多いくらいでしたが、正式版は複雑に交錯していくことになるのでそこがきっと難しいのでしょうね…！
○v0.1完全攻略情報（ネタバレあり）
先にゲームをプレイしていただくことを推奨します。
Draconidum 16 hours with you テスト版
全キャラ登場時期一覧
１期ロシュメル：翌朝7:30までに起きて談話室に向かう
２期ヴェナス：夜19:00時点で発生する物音に対して談話室に向かう
３期リウス：ゲーム開始以降、翌日9:00まで登場
４期ヒサカ：翌朝7:30までに起きて談話室に向かうと8:30に出現
５期ソウェ：翌朝7:30までに起きて談話室に向かう
６期ポラリス：後述の隠しイベントまたは翌朝7:30までに起きて談話室に向かう
リウスの属性診断イベント
18:00にリウスに会いに行くと、18:30からリウスに話のネタとして属性診断イベントを振られます。強制的に回答することになり、２～３問答えることで６属性からひとつを結果として通知されます。
隠しイベント
特定の条件を満たすことで、リウスとより長く過ごせるイベントが発生します。
・19:30からのリウスの提案に乗り、外食＋風呂イベントに参加している
・21:30にリウスの部屋を訪ね、22:30にリウスにお茶を淹れてあげるを選択する
このとき、リウスの部屋に入ろうとすると低確率でポラリスとの会話イベントが始まり、隠しルートに入ります。
内部値として、お茶を淹れてあげる選択肢を選んだときに乱数を生成し、リウスの好感度が乱数以上の場合、ルートが確定します。
リウスの好感度は
・17:30時点で最初にリウスに話しかける
・属性診断で水属性と診断される
・22:00の質問で負地について知っていると答える
この３要素で上がります。変数は1~10のランダム生成なので最大30%。
水属性を狙って引き当てるのは難しいと思うので、1周目にリウスに話しかけて10%、2周目以降は「負地について知っている」と答えて20%の気持ちで作っていました。
このイベントに入ると、翌朝のポラリスとの会話も少々変わりますので、ぜひ。
○v0.2開発計画
最後に、直近はサイト修正や別作品を進めていたのでこれからですが、v0.2の開発案を。
・複数キャラが「いる/いない」状態をそれぞれ作り、今いるキャラに応じたイベントを入れる
・同じ時間、同じシチュエーションでもランダムでイベントが変わる場所を作る
計画として、ポラリス・ロシュメルを加えた３人をメインに実装する予定です。よろしゅう！
